通天閣近くで大規模火災 展望台包む煙…観光客騒然 勢い衰えぬ炎なぜ?

モーニングショー

[2025/01/22 15:05]

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大阪の観光名所・通天閣の近くで、21日に大規模な火事が発生した。大勢の観光客が訪れているなかで、消防車40台以上が出動した。

■通天閣近く観光客騒然

激しく燃え上がる炎。火の粉が舞い散るなか、黒い煙が高く上っていく。

21日午後5時ごろに通報があった火災。火元は大阪のシンボル・通天閣近くの商店街にあるゲームセンターだった。

激しく立ち上る煙は一時、通天閣を隠してしまうほどの勢いに…。展望台には、不安げに下をのぞく多くの観光客の姿があった。

通天閣 高井隆光社長

「通天閣周辺が煙に覆われてるような。本当に火災の状況がひどいんだなというのは実感しています」

出火元となったのは、レトロゲームが数多くそろうゲームセンター。商店街の人はこう話す。

商店街の喫茶店店主

「すごい煙やなって言ってたら、一気になんか火が噴き出した。ばーっと。ゲームセンターの機械だけ置いてて、火の出るようなものはあんまり無いと思うねんけどな」

40台以上の消防車が出動した今回の火災。火は午前0時ごろに消し止められたが、隣の建物と合わせておよそ500平方メートルが焼け、現場にいたゲームセンターの男性従業員がやけどを負い病院に搬送された。

通天閣のすぐ近くで起きた今回の火災。多くの観光客や住民が見守るなか、なぜ火の手はビル全体を覆うほどまで大きくなったのか。専門家はこう話す。

元東京消防庁 麻布消防署長 坂口隆夫さん

「アーケードの屋根の部分から上には、アーケードの下から放水することができない。(屋根が)障害となってしまう。2階3階から激しく炎が出てましたけど、消防隊がなかなか2階3階の方に放水できなかったのかなと」

また、出火原因についても疑問点がある。

坂口さん

「ゲームをやったり人通りのある時間帯ですから。(火事が起きても)気が付いた人が消火ができると思う。それができなかったことを考えると、電気系統以外の原因で出火した可能性も。放火も可能性としては考えてもいいのかなと」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年1月22日放送分より)

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