酒気帯び運転の車にはねられ受験生の女性死亡 福島・郡山

横見咲空さんが軽乗用車にはねられた現場付近。交番(中央)の目の前だった=福島県郡山市駅前1で2025年1月22日、根本太一撮影

22日午前6時35分ごろ、福島県郡山市のJR郡山駅前の市道で、横断歩道を歩いていた大阪府箕面市半町2の予備校生、横見咲空(さら)さん(19)が軽乗用車にはねられた。横見さんは頭などを強く打って病院に搬送されたが、約8時間後に死亡した。郡山署は、軽乗用車を運転していた郡山市昭和1、会社員、池田怜平(りょうへい)容疑者(34)を自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。

同署によると、横見さんは大学受験のために郡山市内を訪れていた。駆け付けた警察官が酒の臭いに気付いて池田容疑者の呼気を検査したところ、基準値を超えるアルコールが検出された。池田容疑者は帰宅途中で、容疑を認めているという。

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現場は信号機のある横断歩道。自転車で現場を通りかかった同市内の大学生の20代女性も転倒して、軽いけがをしていたことも判明した。同署は容疑を過失運転致死傷などへの切り替えを視野に捜査し、詳しい原因を調べている。【松本ゆう雅】

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