鈴木さん(福島県郡山市出身)芥川賞 「ゲーテはすべてを言った」(福島民報) – Yahoo!ニュース

芥川賞に輝いた鈴木結生さん

第172回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の選考会は15日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は福島県郡山市出身の鈴木結生(ゆうい)さん(23)=福岡市=の「ゲーテはすべてを言った」(「小説トリッパー」秋号)と安堂ホセさん(30)の「DTOPIA(デートピア)」(「文芸」秋号)に、直木賞は伊与原新さん(52)の「藍を継ぐ海」(新潮社)に決まった。 鈴木さんは初のノミネートでの栄冠。県内在住・出身者の芥川賞は2001(平成13)年の第125回に「中陰の花」で受賞した玄侑宗久さん(三春町在住、福聚寺住職)以来6人目。 鈴木さんの受賞作は、ドイツの文豪ゲーテが言ったとされる言葉の出典を探す大学教授による知的な物語が展開する。主人公の出身地は会津の設定。芥川賞選考委員の島田雅彦さんは「エンターテインメントとして完成度が高い」と評価した。 鈴木さんは受賞決定後、都内で記者会見に臨み、「福島は本の世界に導いてくれた大切な原点の場所」と古里への思いを語った。2001年生まれ。大成小5年まで郡山市で暮らし、父の仕事の関係で福岡市に移り住んだ。現在は福岡市の西南学院大大学院で英文学を研究している。2024(令和6)年1月には「人にはどれほどの本がいるか」で第10回林芙美子文学賞佳作を受けた。

福島県関係では鈴木さんの他に、芥川賞に父親が喜多方市出身の乗代雄介さん(38)=東京都在住=、直木賞に第26回中山義秀文学賞を受けた木下昌輝さん(50)=大阪府在住=がノミネートされていた。 贈呈式は2月下旬、東京都内で行われる。賞金は各100万円。

福島民報

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