震災のあった30年前。天理中学校のこのグラウンドから当時の生徒らの思いを込めたおにぎりが被災地へ運ばれました。学校の廊下には、その時の様子を伝えるパネルが展示されています。 この救援活動は、生徒会の女子生徒が「余った給食の米を届けたい」と声を上げたことから始まりました。その後、全校生徒が協力して家庭から持ち寄ったおにぎり約1万2千個を被災地へ送りました。 きょう学校には、グラウンドから救援物資を運んだ元海上自衛隊のパイロット横野正和さんが訪れ、当時を振り返りました。 横野さんは、生徒らが、おにぎりと共に被災した人、そして救援活動にあたる自衛隊員へ向けて送った手紙の「NEVER GIVE UP」の言葉が隊員の心の支えとなり、大きな力になったと話しました。 その後、防災についての講演が行われ、横野さんは、防災の7割は、自分自身が日頃から災害に備えることだと話し、生徒らは真剣な表情で聞いていました。
奈良テレビ放送
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