「全国都道府県対抗男子駅伝」(19日、平和記念公園前発着) 長野が大会史上初の4連覇を大会新記録となる2時間16分55秒で飾った。今年の箱根駅伝で連覇を果たした青学大の原晋監督がRCCラジオで解説を務め、レース前に予想した1位・長野、2位・千葉の結果となった。 さすがの眼力だった。中継の前番組で「本命は長野、千葉」と予想した原監督。「長野は力があり、千葉は私の取材する限りでは実力をつけてきている」と分析していたが、最終7区で1位・長野、2位・千葉の展開に。千葉が最後タイム差を縮めたものの、長野が5区・佐々木哲の区間新の快走で奪ったリードを守り切ってゴールテープを切った。 3区では教え子の鶴川が熊本を2位に押し上げる快走を見せると「運営管理車に乗っていたら、鶴川いいじゃないか!と言ってます。覚醒しましたね」と目を細めた。和歌山の3区を任された若林は粘り強い走りを見せ、「原監督にいい解説をしてほしい」とレース前に語っていたことを紹介されると「まだまだ見えませんからね。もっともっと上がってこないと!」とゲキを飛ばした。 最終7区で激しい入賞争いが繰り広げられると「運営管理車に乗って叫びたい。いいねー、見えてきたよって」と駅伝監督としての血が騒いだのか、本音をこぼすシーンも。優勝を果たした長野については「高校3区間の強さが光りましたよね」と語り、5区で青学大に進学する選手がサングラスをかけて走っている様子が映し出されると「昔は高校生がサングラスをかけて走って批判されましたが、目の疲れを軽減するというところで効果はある。陸上はオシャレにカッコよく」と持論も展開した。 今大会を振り返り、「昔はお祭り感覚できてましたけど、地元を意識してくれることがつながっている」と大会新記録が生まれたレースを評した原監督。今年の駅伝を振り返り「高速化ですよね。1人、1人のパフォーマンスがアップしている。世界で戦えるランナーが出てくると思います。日本人がマラソンで2時間3分台が出ると思います」と力を込めていた。
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