“頂き女子りりちゃん” 実刑判決確定へ 最高裁が上告退ける | NHK

SNSで「頂き女子りりちゃん」を名乗り、男性に恋愛感情を抱かせて1億5000万円余りをだまし取った罪などに問われた26歳の被告について、最高裁判所は16日までに上告を退ける決定をし、懲役8年6か月、罰金800万円の実刑判決が確定することになりました。

SNSで「頂き女子りりちゃん」を名乗っていた渡邊真衣被告(26)は、おととしまでに、男性3人に恋愛感情を抱かせたうえで、金に困っているなどとうそを言っておよそ1億5500万円をだまし取ったほか、男性をだます「恋愛マニュアル」を販売して利用者の詐欺を手助けした罪などに問われました。1審の名古屋地方裁判所は、「男性の心理を手玉に取ったこうかつな犯行で、その手法をマニュアル化してインターネットで販売し、主体的に詐欺を助長した」などとして懲役9年、罰金800万円を言い渡しました。2審の名古屋高等裁判所は、だまし取った金を使った先のホストが1審判決のあと、一部被害者に弁済したことなどを考慮して1審判決を取り消し、懲役8年6か月、罰金800万円を言い渡しました。

これについて被告側が上告していましたが、最高裁判所第3小法廷の宇賀克也裁判長は16日までに退ける決定をし、懲役8年6か月、罰金800万円の実刑判決が確定することになりました。

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