アメリカの第47代大統領にドナルド・トランプ氏が就任しました。アメリカファーストを訴える政策は今後、北海道経済にも大きな影響を与えそうです。(トランプ新大統領)「みなさんはアメリカの黄金時代の幕開けを目撃しているということになる」日本時間のきょう(2025年1月21日)午前2時すぎに宣誓し、第47代大統領に就任したトランプ氏。気候変動やエネルギー対策などで大転換を図る方針を示すなど、早速、政権の生まれ変わりをアピールしました。トランプ新大統領の就任に道内からはー(10代男性)「トランプ大統領はいろいろな国にケンカを売るイメージがあるのでそこが心配です」(80代男性)「物価の上昇や生活の改善がどのように日本の政治に影響してくるのかは心配」(20代女性)「世間をにぎわせている方でこれで日本との関係性がよくなってくれればいいなって」道東・白糠町の牧場です。乳牛の餌に使われているトウモロコシや肥料は海外産。酪農家の井深さんは、高騰する輸入品の価格が安くなってほしいとトランプ新大統領に期待を寄せています。(伊深牧場 伊深祐樹さん)「ウクライナとロシアの戦争を止めるとトランプ大統領は言っているので、戦争が早く終わってくれれば餌代や肥料代がもとの値段に戻るのではないかなと思っています」金融の専門家は、トランプ新大統領が検討している関税の引き上げで円安が進み、北海道経済に与える影響も大きいと指摘します。(アイ・パートナーズ・フィナンシャル 太田泰斗さん)「円安が続いていくことで海外からの観光客はまだまだ流入が期待できるので観光業にとってはプラス。輸入品目の値上げや原材料高でスーパーの一部品目が値上げすることが予想されるので、わたしたちの生活に負の影響が出てくる可能性がある」過激な発言と大胆な政策が持ち味のトランプ新大統領。
わたしたちの暮らしにどのように影響するのか、今後も注視していく必要がありそうです。
最終更新日:2025年1月21日 16:00