イプスウィッチ戦で先制ゴールを決めるブライトンの三笘(ロイター=共同)
<プレミアリーグ:イプスウィッチ0-2ブライトン>◇16日◇第21節◇ポートマン・ロード・スタジアム
ブライトンのMF三笘薫(27)が、今季4ゴール目となるプレミアリーグ通算14点目を決め、レスターに在籍した元日本代表FW岡崎慎司の日本人最多記録に並んだ。
リーグ戦では3試合ぶりの先発となった三笘は、0-0で迎えた敵地戦の後半14分、右サイドからMFアヤリ、デンマーク代表MFオライリーとつないだパスに、右足をダイレクトで合わせ、先制ゴール。相手GKに当たりながら、ゴール右へと吸い込まれた。
その後も途中出場のFWラターが追加点を挙げた。
三笘は昨年11月29日のサウサンプトン戦以来、8試合ぶりとなる今季4点目。25年の初ゴールとなった。
11日のFA杯3回戦のノリッジ戦にフル出場し、4-0の快勝に貢献していたアタッカーの1発で試合を優位に進め、リーグ戦では昨年11月23日のボーンマス戦以来となる9試合ぶりの勝利となった。8戦未勝利で4試合連続で引き分け中だっただけに、背番号22はお辞儀パフォーマンスで仲間と喜び合った。
試合後の三笘は「やっと(ゴールが)入った感じ。結果が出て良かった。(日本人最多記録は)長く戦えばそういうところは見えてくる」と冷静だった。
現地メディアのスカイスポーツは「三笘とラターがリーグ未勝利記録を終わらせる」との見出しで、ブライトンの勝利を報じた。
ファビアン・ヒュルツェラー監督(31)は、クラブの公式サイトで「とてもうれしい。厳しい試合で、我々にとってベストな内容ではなかったが、後半のパフォーマンスを考えると、我々が勝利に値した。この結果を基に、さらに前進できるかどうかは我々次第」と気を引き締めていた。
ブライトンは通算7勝10分け4敗の勝ち点31で、9位に浮上した。