弟子たちは知らないあの日のこと 30年前の大地震を伝える義務

有料記事杉本昌隆八段の棋道愛楽

藤井聡太王将(左)と永瀬拓矢九段=2025年1月11日午後4時50分、静岡県掛川市、北野新太撮影

阪神・淡路大震災の発生から17日で30年。本当に早いものです。6400人以上が亡くなり、約25万棟の住宅が全半壊したというあの大地震。いま思い出しても胸が痛くなります。

30年前のあの日、私は大阪市内の関西将棋会館で順位戦の対局を予定していました。午前5時46分、当時借りていた同市内のマンションの真っ暗な部屋で大きな揺れに直面しました。

初めは縦揺れ、続いて部屋中を振り回すような強い横揺れに襲われました。なすすべもなく、ただ収まるのを願うしかない。でも後から知った被害全体を思えば、私の不安など取るに足らないものでした。

揺れが収まりしばらくすると…

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