日曜劇場「御上先生」コジマプロダクションが美術協力 初回にルーデンスが登場していた|シネマトゥデイ

「御上先生」xコジプロの協力タッグ!画像は第1話より – (C)TBS

19日に初回が放送された日曜劇場「御上先生」(TBS系・毎週日曜よる9時~)で、「メタルギア」「DEATH STRANDING」などで知られるゲームクリエイター・小島秀夫監督のゲームスタジオ「コジマプロダクション」(以降コジプロ)が美術協力していることが明らかになった。

【画像・ネタバレあり】人気声優がサプライズ登場!「御上先生」第1話

「御上先生」は、高校教師となった東大卒のエリート文科省官僚・御上孝(松坂桃李)が、令和を生きる生徒たちと共に、汚い大人たちの権力によって子供たちが犠牲になっている現実に立ち向かう“大逆転教育再生ストーリー”。

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監督を務める宮崎陽平は自身のXにて、コジプロが美術協力しており、同社のシンボルである「ルーデンス」が初回にワンカットだけ登場していることを明かしている。ルーデンスは初回冒頭、モニターだらけの薄暗い部屋の右側にある棚に飾られていた。宮崎監督によると、ルーデンスは今後も登場するといい「物語の中心の場所に登場していきます」とつづっている。

コジプロを率いる小島監督は、「御上先生」の撮影現場を訪問しており、主演の松坂との2ショットを自身のSNSに投稿していた。初回放送後、小島監督は自身のXを更新し、「日曜劇場のセットは、いつも緻密で素晴らしいのですが、今回の校舎のセットは圧巻でした。窓の外や入り混む太陽光、黒板や机や鞄、ノートや筆記用具に至る小物、それらのディテール。夜での撮影でしたが、本当に昼の隣徳学院の校舎にいるような錯覚を覚えました」と撮影セットの完成度の高さを絶賛している。

宮崎監督は、小島監督がパーソナリティーを務めるラジオ番組「コジ10 小島秀夫の『最高の10分間にしよう』」の企画制作にも携わっていた。また、宮崎監督が手がけた大ヒット日曜劇場「VIVANT」(2023)では、小島監督の代表作である「メタルギア」シリーズでお馴染みの声優・銀河万丈田中秀幸を“ヘリの中の音声”役として起用し、ゲームファンの間で話題となっていた。(編集部・倉本拓弥)

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映画『悪い夏』本ビジュアル – (C)2025 映画「悪い夏」製作委員会

北村匠海が主演を務める映画『悪い夏』(3月20日公開)より、本ビジュアルと本予告が公開され、OKAMOTO’Sの新曲がイメージソングに決定したことが発表された。

【動画】映画『悪い夏』本予告

本作は、“クズとワルしか出てこない”と話題を呼んだ染井為人の傑作小説を実写化した衝撃のサスペンス・エンターテインメント。真面目に働いていた市役所勤務の公務員・佐々木が、ふとしたきっかけでとんでもない犯罪行為に巻き込まれていく姿が描かれる。共演に、河合優実窪田正孝伊藤万理華毎熊克哉箭内夢菜竹原ピストル木南晴夏らが名を連ね、『愛なのに』やドラマ「95」などの鬼才・城定秀夫が監督を、『ある男』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した俊英・向井康介が脚本を手掛ける。

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公開された本予告は、「真面目な公務員は、なぜ、闇に堕ちたのか」のナレーションにあわせて、闇堕ちした姿となった公務員・佐々木(北村)の姿から始まる。シングルマザー・愛美(河合)と出会い、交際に発展するが、実は金本(窪田)らが裏で糸を引くハニートラップだったことが発覚。急転直下の展開と共に、イメージソングとなったOKAMOTO’S のアップテンポな楽曲「Cheep Hero」が流れ出し、クズとワルたちが次々に映し出される。最後は、嵐の中の必死に進もうとする佐々木の姿に「地獄の果てに希望はあるか?」という問いかけが載せられ、もがき叫びながらどこかへと向かう佐々木のアップで締めくくられている。

イメージソングを歌うOKAMOTO’Sは、北村がボーカルを務める4人組バンド・DISH//に楽曲提供をしたり、対バンをするなど親交が深いことから映画側がオファー。すでにアルバムの収録曲として完成していた「Cheep Hero」が映画のために書き下ろされたかのような楽曲だったことからコラボレーションが実現した。楽曲を生み出したオカモトショウは、「映画を観てびっくりしました。あれ!?俺、この曲この映画のために書いたっけ!?というくらい、”悪い夏”の世界観に俺たちの Cheep Hero の歌詞の内容やサウンドがピッタリハマっていたのです。もちろんこの曲を作った時映画は完成前だったので見て書いたわけがないのですが笑」と奇跡のコラボレーションに驚きと感動のコメントを寄せた。

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また、併せて公開された本ビジュアルは、闇堕ちした佐々木の顔が大きく写し出され、その下にハニートラップを仕掛ける愛美、そして裏で糸を引く金本の意味深な表情が並べられながらも、差し色のビビッドなピンクがポップさを醸し出すインパクトのある1枚に仕上がっている。(高橋理久)

オカモトショウ(OKAMOTO’S)

映画を観てびっくりしました。あれ!?俺、この曲この映画のために書いたっけ!?というくらい、”悪い夏”の世界観に俺たちの Cheep Hero の歌詞の内容やサウンドがピッタリハマっていたのです。もちろんこの曲を作った時映画は完成前だったので見て書いたわけがないのですが笑、驚くくらい北村匠海くん演じる主人公、佐々木守をはじめとして登場するキャラクター達の「ヒーロー不在の世の中でもがき足掻く」感情とリンクしてしまっていたのです。それだけ今の世の中をリアルに生きてる人たちの心に共通する部分が描かれた映画、それに曲だった、というところに尽きると思うのですが、こんな風に音楽と映画がマッチングすることがあるのかと感激しております。俺たちの曲を見つけ出してくれた映画チームの皆さんに感謝しかありません!!

そして俳優のみなさんの怪演含め、心に突き刺さるこの素晴らしい映画”悪い夏”に自分たちの曲が花を添えられることを嬉しく思っています!

3月20日(木・祝)公開 『悪い夏』|本予告 » 動画の詳細

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目黒蓮 – 写真:尾鷲陽介

アイドルとして輝きを放つ一方、いま最も勢いのある俳優の一人として飛躍を続けている目黒蓮Snow Man)。2023年7月期のTBS金曜ドラマ枠(夜10時~)で放送された連続ドラマの劇場版『トリリオンゲーム』(2月14日公開)では、主人公のハル役として帰還。“世界を覆すハッタリ男”を躍動感たっぷりに演じて、観る者を大いにワクワクさせてくれる。果てしないロードマップを描き、ワガママに突き進むハルを演じている目黒だが、自身も「ロードマップを描くタイプ」だと告白。ジュニア時代からノートに叶えたいことを書き連ね、ひたむきに目標と対峙してきたという。そんな目黒が夢についての考え方や、グループのメンバーと切磋琢磨している現状を語った。

【画像】目黒蓮、圧倒的美!撮りおろし<3枚>

ハル役で新境地「我ながら同一人物に見えない」

劇場版『トリリオンゲーム』より目黒蓮演じるハル(C) 2025 劇場版『トリリオンゲーム』製作委員会 (C) 稲垣理一郎・池上遼一/小学館

「ビッグコミックスペリオール」で連載中の漫画(原作:稲垣理一郎・作画:池上遼一)を、目黒と佐野勇斗の共演で実写化した本シリーズ。天性の人たらしで口八丁な男、通称・ハル(目黒)と、気弱で心優しい“凄腕エンジニア”の通称・ガク(佐野)、中学時代の同級生でもあるコンビがゼロから起業し、1兆ドル(トリリオンダラー)を稼ぐべく、成り上がっていく姿を描く。映画版では、ハルとガクが日本初のカジノリゾート開発に挑むオリジナルストーリーが展開する。

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『トリリオンゲーム』がスクリーンにお目見えする。連続ドラマから劇場版へと辿り着いたことに、目黒は「こんなに大きなスクリーンが似合う作品もなかなかないと思う。『トリリオンゲーム』自体、スケールが大きく、スクリーンに映える作品です。ドラマからさらにパワーアップした姿を見せられるんじゃないかと楽しみになりました」と興奮しきり。「ドラマからみんなで一生懸命にやってきたチーム」との再会にも胸を熱くしたという。

“世界一のワガママ男”を自称するハルは、目黒にとって新境地を切り開きながら、見事な当たり役となったキャラクターだ。ハルとしてさまざまな新鮮な表情を披露してきた目黒だが、とりわけ何かを企んでいるようにも見える“不敵な笑み”は鮮やかなインパクトを残す。

「普通の人では理解が追いつかないようなことを、考えられてしまう人」とハルを分析した目黒は、「その笑顔の奥で何を思っているのか、誰にも計り知れないものがある。演じる上でもその点は意識していました。この人は何をするかわからない、だからこそ見ているとワクワクするという表情を意識して、ニヤッとしています」と役づくりに触れる。インタビューに応じる柔らかな笑顔や、アイドルとしてのまぶしいほどの笑顔、そしてこれまでドラマや映画で演じてきたキャラクターともまったく違う笑顔をしている。目黒は「たとえば(2024年の月9ドラマ)『海のはじまり』の夏と『トリリオンゲーム』のハルを演じている姿では、僕自身も同一人物に見えない時があって」とはにかみながら、「自分でもびっくりするくらい違うなと思います」とにっこり。楽しそうに目尻をさげる様子からも、役者業への充実感が伝わってくる。

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原作の作画を担当している池上は、撮影現場で目にした目黒について「久しぶりにお会いした目黒さんが、さらに凄みのある雰囲気を出していることに驚きました」と彼の成長について証言している。「そう言っていただけてものすごくうれしい」と喜ぶ目黒。「その瞬間、目の前のワンカットにがむしゃらに向き合うだけ。僕にはそれしかできなくて……」という一途さが、成長の秘訣だろう。

自分にないものを持つ人に惹かれる

ハル&ガク(佐野勇斗)(C) 2025 劇場版『トリリオンゲーム』製作委員会 (C) 稲垣理一郎・池上遼一/小学館

ニヤリと笑いながら、どこまでも上り詰めていこうとするハル。くじけそうになったとしても彼が何度も立ち上がれるのは、ガクとの友情パワーがあるからだ。

目黒は「ハルは突拍子もないことをいきなり言うんですが、その裏ではいつも仲間のことを思っている。そうした姿には僕も“そうありたい”と憧れます」としみじみ。「ハルにないものをガクは持っていて、一方でガクにないものをハルは持っている。だからこそ強いペアなんだと思います」と思いを巡らせながら、「僕自身も“自分にはできないな、自分にはないな”と感じるような人に惹かれます。そういった部分を感じると、信頼関係を築きたいと思うようなきっかけになる気がします」とハルに共感を寄せる。劇中のハル&ガクのコンビネーションが絶妙なのは、「佐野くんと協力して頑張ってきた時間」が注ぎ込まれているから、とのこと。撮影の合間には「お店を探して、佐野くんと二人で焼肉に行きました」と役を離れた場所でもいい関係を築いている。

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劇場版では、ハルとガクが日本初のカジノリゾートの開発に挑む。あらゆる欲望が渦巻く場所が舞台となるが、目黒の「欲望」についての考え方を聞いてみると、「人間、いろいろな欲望がありますよね」と切り出し、「ライブをやっていると、ファンの方がいろいろなメッセージを書いたうちわを持ってきてくれます。ある時、“いつも幸せをありがとうございます”と書かれたうちわを見つけて。お金を払って来ていただいて、一瞬でも目が合った時に伝えたいこととして、自分の欲ではなくて感謝を伝えられるなんてとても素敵なことだなと思いました。“もっと頑張らないとな”と思わせてくれた」と目黒自身も、感謝をにじませていた。

ジュニア時代から綴る「夢ノート」

ハルへの憧れと共感を口にした目黒だが、天井知らずなロードマップを描くハルと同じく、自身も「ロードマップを描くタイプ」だという。

目黒は「自分の中で、この先の大きな目標や夢みたいなものがしっかりとあって。そこに到達するためには何をやらなければいけないのか、学ばなければいけないのか、どのように進化しなければいけないのかと考えています」とキッパリ。「ジュニア時代から、1冊のノートに自分が叶えたいものを書いていて。みんなからすると“そんなに大きなこと?”と笑われてしまうような些細なことまで書いていました。そこにチェックをつけながら、ここまで来られました。ひとつ叶えると、また新しい目標や夢ができたりするので、どこが終わりなのかわからなくなっています」と微笑みながら、「またきっと増えていくと思います」と目黒の抱く夢も限りない。

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ハルのようなワガママ精神はあるのか? と聞いてみると、「夢をノートに書く前は、ワガママ精神はゼロでした。“これをやってください”と言われたことにフォーカスして、ワガママはひとつも言わなかったように思います。でも夢を記すようになってからは、いい意味でワガママでいなければいけない部分もあるのかなと思うようになりました」と意志を握りしめる。

夢に向かって前進していく上では、Snow Man のメンバーの存在が欠かせない。「今、誰かが上に行こうとしていたら、下からみんなで押し上げる。自分が上にあがる瞬間もあって、それをみんなが押し上げてくれる。次、次……と背中を押したり、押されたりしていくんです」と特別で、心強い仲間と共に奮闘している今について語っていた。(取材・文:成田おり枝)

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