タレントの中居正広さんと女性とのトラブルにフジテレビの社員が関与していたなどと週刊誌で報じられたことをめぐり、大手食品メーカーの「キッコーマン」は、単独のスポンサーとして提供している番組の放送を26日から当面見合わせるようフジテレビに要請したことを明らかにしました。
キッコーマンは21日、フジテレビに対し、単独のスポンサーとして提供している番組「くいしん坊！万才」について、26日から当面、放送を見合わせるよう求めたということです。「くいしん坊！万才」は1975年に今の形で放送が始まった長寿番組で、キッコーマンは当初から番組の提供を行ってきました。放送の見合わせを要請した理由について会社は、一連の問題が報じられてからのフジテレビの対応を総合的に判断した結果だとしていて、番組を再開するかどうかは今後の対応を見たうえで判断したいとしています。会社はあわせてフジテレビで自社のコマーシャルの放映を当面、見合わせることを決め、公益社団法人の広告に差し替えるとしています。これについてフジテレビは「今月26日の放送休止は決定していますが、その後については現時点ではお答えすることはございません」としています。
フジテレビは17日、港浩一社長が記者会見を開き、第三者の弁護士を中心とした調査委員会を立ち上げる方針を明らかにしましたが、企業の間では、フジテレビで自社のコマーシャルの放映を見合わせる動きが広がっています。
