高瀬静香さんの骨の一部が見つかった海岸付近=16日、東京都大島町
東京・伊豆大島の海岸で遺体の一部が見つかった高瀬静香さん(37)は、各地の観光地で短期間働く「リゾートバイト」に従事していた。伊豆大島で知り合った男性は「陽気でみんなの人気者だった」と話す。島では逮捕された柳瀬宗達容疑者(45)と親しげに過ごす姿が目撃されていた。
高瀬さんが働いていた島内の飲食店を経営する女性(72)によると、高瀬さんは北海道出身。2019年夏に島を訪れ、寮で生活していた。女性は「大勢をわっと盛り上げられる明るい子だった」と振り返る。
小笠原諸島に移住していた時期をはさみ22年ごろに店を離れた後も、伊豆大島に来ていたと知り合いを通じて聞いていた。
昨年9月上旬、当時の勤務先だった静岡県下田市の飲食店の店長(28)に「1週間くらい休みがほしい」と相談し、休みを取得。以降、姿を見せなくなった。店長によると、同10月ごろ、警察が来て高瀬さんが所在不明になった経緯などを聴かれたという。