日本(にほん)相撲(すもう)協会(きょうかい)は29日(にち)、東京(とうきょう)・両国国技館(りょうごくこくぎかん)で臨時(りんじ)理事(りじ)会(かい)と春場所(はるばしょ)の番付編成会議(ばんづけへんせいかいぎ)を開(ひら)き、豊昇(ほうしょう)龍(りゅう)関(ぜき)(25)=モンゴル出身(しゅっしん)=の第(だい)74代(だい)横綱昇進(よこづなしょうしん)を決(き)めました。新(しん)横綱(よこづな)は2021年(ねん)7月(がつ)の名古屋場所(なごやばしょ)後(ご)の照(てる)ノ富士(ふじ)以来(いらい)です。モンゴル出身(しゅっしん)力士(りきし)では、叔父(おじ)の朝青龍(あさしょうりゅう)らを含(ふく)めて6人(にん)目(め)の横綱(よこづな)になりました。
東京都内(とうきょうとない)の立浪(たつなみ)部屋(べや)で昇進伝達式(しょうしんでんたつしき)があり、豊昇(ほうしょう)龍(りゅう)関(ぜき)は「横綱(よこづな)の名(な)を汚(けが)さぬよう、気魄(きはく)一閃(いっせん)の精神(せいしん)で精進(しょうじん)いたします」と口上(こうじょう)を述(の)べました。豊昇(ほうしょう)龍(りゅう)関(ぜき)は、24年(ねん)11月(がつ)の九州場所(きゅうしゅうばしょ)では千秋楽(せんしゅうらく)で相星(あいぼし)決戦(けっせん)に敗(やぶ)れたものの13勝(しょう)しました。今月(こんげつ)の初場所(はつばしょ)は大関(おおぜき)として初(はじ)めて優勝(ゆうしょう)。横綱審議委員会(よこづなしんぎいいんかい)は豊昇(ほうしょう)龍(りゅう)関(ぜき)のここ2場所(ばしょ)の成績(せいせき)は規則(きそく)にある「大関(おおぜき)で2場所(ばしょ)連続(れんぞく)優勝(ゆうしょう)か、それに準(じゅん)ずる好成績(こうせいせき)」に当(あ)たるとし、満場一致(まんじょういっち)で横綱(よこづな)に推薦(すいせん)しました。