「それもそのはず、松岡さんは30年来のミポリンファンなのです」と語るのはテレビ関係者。
「松岡さんは、2018年10月10日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)で中山さんと初対面した際、小学校時代からのファンであることを告白。『僕、芸能界入るきっかけ、中山美穂と結婚するためって言ってたんですよ』と明かし、中山さんから『噓でしょ?』と驚かれていた。中山さんから『昌宏』と呼ばれて照れる姿は、恋する少年そのものだった。
大ファンだったという松岡 ©︎文藝春秋
その5年後の2023年に同番組で再会した際も、松岡さんは『いまでもちゃんとあれ(番組の録画)残ってます』とアピール。その時、中山さんからもらったサンダルは今も大切にしていて、昨年9月に撮影されたYouTubeでも着用。『今日だってこれ、ミポリンからもらったサンダルですよ。トキカケ(『TOKIOカケル』)のときにいただいた。大事に大事に履いてるんですよ』と嬉しそうに語っていた」
そんな憧れの人とのドラマ初共演となった『家政夫のミタゾノ』は、松岡扮する女装した大柄な家政夫・三田園薫が派遣された家庭の内情を覗き見し、問題を解決していくというヒューマンドラマ。2016年にスタートし、今回第7シーズンを迎える。
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「松岡さんにとって非常に思い入れのある作品で、『ライフワーク』と周囲に語るほど。昨シーズンの撮影時は自らデザインしたTシャツをスタッフに配っていたが、今年は主題歌を手掛けるなど、さらに気合が入っていました。まさに第1話の撮影中の11月24日放送のラジオ『松岡昌宏の彩り埼先端』で松岡さんは『ミタゾノ』に触れ、『こんな方々がお出になってくれるの⁉ すげえ人出るじゃん!って。長いことやっていると、こういうご褒美的なことがありえるんだね。すごい嬉しい』と、大物ゲストの存在を匂わせていました」(同前)
公式サイトより
ショックのあまり番宣を見合わせ
そんなご褒美のような共演を終えた直後にもたらされた突然の訃報。少年時代から憧れた女優の最後の共演者となってしまった松岡は大きなショックを受けていたという。ドラマ関係者が明かす。
「訃報を受けた直後はちょうど『ミタゾノ』の番宣活動が始まる時期でしたが、松岡さんはショックのあまり、『やりたくない、今はそんなテンションじゃない』とスタッフに訴えたそうです。そのため制作記者会見や放送初日の生番宣への出演など、番宣活動の多くを見合わせる方向となった」
実際にこれまで松岡が番宣として出演したことが確認できたのは、6日放送の『帰れマンデー見っけ隊!!』(テレ朝系)のみだった。
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“ライフワーク”と語るほどの作品の番宣ができなくなるほど、深い悲しみの中にいた松岡。しかし中山の死から10日後、都内のスタジオに現れた松岡は中山を偲ぶために、とある行動に出ていた。
「その日は第1話の残りのオープニングシーンの撮影日でしたが、直前になりあるシーンの撮影が追加されました。中山美穂さんの追悼ムービーの撮影です。出演者が亡くなった時は、番組終了後にご本人のお写真を添えて追悼文を放送するのが定番ですが、今回は主演の松岡さんたっての強い希望があり、中山さんを偲ぶショートムービーを撮影することになったのです」(同前)
本人インスタより
テレ朝にこの件について尋ねたが「お答えすることはありません」との回答だった。
“永遠のシャイニングスター”へ松岡が捧げた演技。その追悼ムービーは14日放送の第1話の最後に数十秒ほど流れる予定だという。
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