節分の2日、富山市のすし店では縁起がいい方角を向いて幸せを願いながら食べると幸福を招くとされる「恵方巻き」の販売が行われました。
富山駅の高架下の商業施設にあるすし店では、2日の節分に合わせて「恵方巻き」づくりが行われ、マグロやアナゴ、それにイクラなどを巻いた太巻きが次々に作られていました。
物価の高騰でマグロやイクラなどの仕入れ価格が去年よりもおよそ1割値上がりしたということですが、この店では価格を据え置いて販売したということです。
すし店の田村祥樹さんは「値上げするか検討もしましたが、客においしく食べてもらおうと値段も中身もそのままで用意しました。食べた人に健やかな1年を過ごしてもらいたいです」と話していました。
信用調査会社の「帝国データバンク」が、大手コンビニエンスストアや外食チェーン、スーパーマーケットなど、全国の104社を対象に行った調査によりますと、海鮮を使った恵方巻きのことしの平均価格は1944円で、去年より215円高くなっているということです。