「民意と思う」岸和田市議選で前職22人と市長妻ら新人2人当選 女性問題の市長“再”不信任なら失職|YTV NEWS NNN

市長の女性問題を発端に、不信任決議が可決された岸和田市議会。2日、市議会議員選挙が行われ、22人の前職と2人の新人が当選しました。 岸和田市の永野耕平市長は、女性との不適切な関係を巡り、昨年12月、市議会から「市政の混乱を招いた」として不信任決議を受けました。 岸和田市・永野耕平市長 「この不信任決議に大義がないと感じています」 永野市長は、妻が同席した会見で「議会を解散する」と宣言し、市議会議員選挙が行われることに。 こうして始まった選挙戦には前職23人と新人6人が立候補。市長への不信任を巡る対応が主な争点となりました。 候補者の中には永野市長の妻・紗代さんの姿もあり、新人として出馬しました。 永野市長の妻・永野紗代氏 「普段は、普通のおかあちゃんしているので、普通の主婦ですし、いろいろなお声聞いて…」 (「性暴力の被害者を守ることからしてください」) 「これから一生懸命勉強して…」 (「今から勉強しても遅いと思います」) 「しっかりと市政に生かして、子育てしやすい町を…」 市長も選挙カーの運転を務めるなど、夫婦二人三脚の選挙戦を展開しました。 そして2日に投開票が行われ、市長の妻を含む新人2人と前職22人が当選しました。 一方、再び議会で不信任決議案が可決されれば、市長は失職することに。議員の構成がほぼ変わっておらず、当選した市議に行ったアンケートでも、永野市長の妻以外は、不信任案に「賛成」もしくは「回答せず」という結果に。 その場合、永野市長は失職し、今度は市長選挙が行われることになります。 岸和田市・永野耕平市長 「(自身への)不信任案に賛成した人が票を伸ばしているので、それが民意だと思います。改革は道半ばですので、もし選挙になった場合、僕はもう一度立候補して、市民の皆さんに改革の必要性を訴えていきたいと思っています」 選挙管理委員会によりますと、選挙費用は7300万円を上回るとみられ、市長選が行われれば、さらに4000万円以上の費用がかかる見込みです。

混乱が続く岸和田市議会。次は市長の進退について、市民が直接判断することになりそうです。

最終更新日:2025年2月3日 18:59

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