2025年2月1日 20時07分 生成AI・人工知能
中国の「ディープシーク」が開発した生成AIをめぐり、平デジタル大臣は、個人情報の取り扱いなどの懸念が払拭(ふっしょく)されないかぎり、各省庁での利用を控えるよう注意喚起を行いたいという考えを示しました。
中国のスタートアップ企業「ディープシーク」が開発した生成AIをめぐっては、個人データの収集などに関する情報の開示が不十分だとして欧米を中心に警戒感が広がっています。こうした中、平デジタル大臣は沖縄県名護市で講演し「個人情報がきちんと保護されるのかが問題だ。利用者の個人情報を守るという観点から必要があれば、個人情報保護委員会が対応すべきだ」と指摘しました。
そのうえで「データの保護という観点で懸念が払拭されるまでは、公務員が使うのは控えるか、使うのであれば留意すべきだ。今回の生成AIにどう向き合うか、できることをやっていきたい」と述べ、各省庁に対し、NISC=内閣サイバーセキュリティセンターを通じて注意喚起を行いたいという考えを示しました。