市議会から不信任決議を受けた大阪府岸和田市の永野耕平市長(46)が議会を解散したことに伴う市議選。現市政の継続に否定的な議員が9割超を占め、昨年12月の議会で不信任決議に反対した候補者が落選するなど永野氏に厳しい結果となった。3日、報道陣の取材に応じた永野氏は「それが民意」とする一方、市長選になった場合は出馬する意志を改めて表明。財政危機に備え、改革を進めたいとした。主な一問一答は次の通り。 【写真】「不倫発覚でも夫支える」岸和田市議選で初当選を果たし、花束を受け取る永野紗代氏 --選挙結果をどうみる 「投票率が前回より少しよかった(1・59ポイント増)ので、市民が関心をもって対応されたんだなと思う。候補者が不信任案のことだけでなく、市政全般について議論されたのでいい選挙だったと思う」 --市議選の選挙費用は1億円に上るかもしれない 「市民にとって岸和田のことを考える機会になったので、無駄と言ってしまうと民主主義が成立しにくくなるのではないか」 --不信任案に賛成した議員が票を伸ばし、反対議員が落選したケースも 「それが民意だと思う」 --市長選となった場合は 「立候補して頑張りたい」 --立候補する理由は 「市は数年後に財政危機が来ると考えている。10~20年後に通用する市政をつくる。改革は道半ばなので必要性を訴えていきたい」 --改めて女性問題について 「発端はぼくの不祥事だが、本当にあったことは数年前に妻以外の女性と交際関係にあったということ。それが不信任を出したり、議会を解散したりとなったことは残念だった」
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