今日4日、強い冬型の気圧配置となり、北海道などを中心に降雪が強まっています。北海道帯広市では午前5時までの6時間で85㎝もの雪が一気に降るなど記録的な大雪となっています。明日5日以降も今シーズン一番の強い寒気が流れ込むため、北海道から九州の日本海側を中心に大雪となる所があるでしょう。急激な大雪による立ち往生など交通障害に警戒してください。
四国や九州などでも大雪のおそれ 交通障害に警戒を
今日4日は、日本付近は強い冬型の気圧配置となり、北海道などを中心に降雪が強まっています。北海道帯広市では午前3時までの3時間で約60㎝、午前5時までの6時間で85㎝の雪が降るなど、記録的な大雪となっています。帯広市では昨日の夕方までは5センチほどだった積雪が、今日4日午前8時現在は一気に120㎝まで達し、今シーズン最も多くなっています。明日5日以降も今シーズン一番の強い寒気が流れ込むため、北海道から九州の日本海側を中心に大雪となる所があるでしょう。山地だけではなく、四国や九州など普段雪の少ない平地でも大雪のおそれがあり、6日頃にかけて道路や鉄道など交通機関に大きな影響が出るおそれがあります。
北海道や東北、北陸などでは、雪を伴って非常に強い風が吹いて大荒れとなるでしょう。ホワイトアウトなどで視界が悪くなったり、急激な大雪や猛吹雪、吹き溜まりなどで立ち往生などが発生するおそれがあります。不要不急の外出は避け、止むを得ない場合でも、交通障害には十分に警戒してください。
雪道で立ち往生してしまったら
もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。
防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。
(日直主任)