4日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜・午後1時)に俳優でミュージシャンの寺尾聰(77)が出演。黒柳徹子(91)が司会をつとめていた、1978年から89年までTBS系で放送された生放送の人気音楽番組「ザ・ベストテン」の思い出話に花を咲かせた。
寺尾は1981年に自身が作曲を手がけた「ルビーの指環」が大ヒット。ほかにもヒット曲を連発し、紅白出場、レコード大賞受賞など大活躍した。「ザ・ベストテン」では12週連続1位という誰にも破られなかった記録を樹立した。
当時について寺尾は「あまり売れていない俳優だったのが、体を壊したのをきっかけに自分で曲を書いて、それがたまたま当たっちゃって」と控えめに話し、「自分のヒット曲を持つと、台風じゃないけど、渦の中心にいる感じがして、不思議な1年でしたね」と振り返った。
同番組は派手なセットや奇抜な演出、日本各地からの生中継などが話題だった。寺尾も「伊豆の山の中で(刑事ドラマの)撮影をしていて、ヘリコプターが来てTBSまで連れてこられたこともあった」と懐古。
黒柳は「パンダの着ぐるみに私が入ってね」と寺尾との思い出を語ると、「『もう一回、1位だったらパンダの着ぐるみの中に入る』って黒柳さんが言って。あの写真持ってますよ」と寺尾。これには黒柳が「えっ、ほんと? (写真を)見たいな。持ってないんですよ。今度見せてね」と、うれしそうに返していた。
黒柳が改めて「あの頃はおもしろかったですね。みんなワーワーしてね」と話すと、寺尾も「不思議な時代ですね」と懐かしんでいた。