カーリング・日本選手権第3日(4日、横浜BUNTAI)来年のミラノ・コルティナ五輪代表選考に関わる大会。1次リーグが行われ、女子のA組で五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレが札幌国際大を10―3、チーム大阪を12−5で下し、2連勝。初戦の敗戦から立て直し、2勝1敗として2次リーグ進出を決めた。男子はD組で前回覇者コンサドーレがチーム京都CAを10−3で下し、開幕2連勝とした。
ロコ・ソラーレが崖っぷちからの2連勝で1次リーグを突破した。ダブルヘッダーの2試合目、10−5の第8エンド。スキップ藤沢五月が10投目で円心の相手のストーン(石)をはじき出し、2点を獲得。相手が負けを認めるコンシードとなると、4人は会場の拍手に手を振って応えた。
「今後に向けていろいろなショットを投げられた。試せた、という意味でもいい試合ができた」
藤沢は満足げな表情を浮かべた。午前9時開始の1試合目は札幌国際大から今大会初勝利。2日の初戦で北海道銀行に敗れて、苦しい状況だっただけに大きな1日2勝となった。
3大会連続の五輪出場には、今大会の3位以内が絶対条件となる。「1次リーグを突破したからどうこうではなく、結果よりも自分たちが氷と向き合いたい」と33歳の中心選手は前を向いた。
5日の1次リーグ最終戦の相手は昨年3位の中部電力。2次リーグに勝敗が引き継がれるため、必勝態勢で臨む。(山下幸志朗)