大阪･切断遺体､被害者死亡後に口座から50万円引き出しか - 日本経済新聞

大阪府東大阪市の山中などで切断された国土交通省職員の神岡孝充さん（52）の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された大木滉斗容疑者（28）とみられる男が、神岡さん名義のキャッシュカードで計50万円を引き出していたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。

捜査関係者によると、神岡さんの死亡後とみられる1月10日、大木容疑者に似た男が大阪市生野区のコンビニエンスストアのATMで3回に分けて現金を引き出す様子が防犯カメラに映っていた。

2人は同市中央区の同じマンションに居住していたことが分かっており、府警は現金を引き出した男が大木容疑者だったとみて捜査するとともに、神岡さんとの関係性を調べる。

遺体は1月25日、東大阪市の山中で胴体や手足が切断された状態で見つかり、2月に入り、中央区の廃虚マンションで頭部が発見された。

大木容疑者は1月中旬から所在が分からなくなり、親族から行方不明届が出されていたが、2日、和歌山白浜町の景勝地「三段壁」で発見された。任意の事情聴取に「神岡さんを遺棄した」と話したという。

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