映画「ラストマイル」のプロデューサーを務めた新井順子が2025年エランドール賞のプロデューサー賞(映画部門)に選ばれ、本日2月6日に東京・京王プラザホテルで行われた授賞式に参加。「ラストマイル」で主演を務めた満島ひかりが祝福に駆け付けた。
1956年にスタートしたエランドール賞は、優れた映画やテレビ作品のキャストやプロデューサーを表彰するもの。新人賞を高橋文哉、河合優実、水上恒司、趣里、若葉竜也、松本若菜が受賞したのは既報の通りだ。
ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の世界線と交差する「ラストマイル」は、両作でタッグを組んだ塚原あゆ子と野木亜紀子が、それぞれ監督と脚本を担ったサスペンスエンタテインメント。新井は「長年ドラマ畑で育ってきて、映画は初心者だったので『ラストマイル』は新人のような気持ちで取り組みました。満島さんをはじめ、『アンナチュラル』『MIU404』のキャストの皆さんにも本当にお忙しい中、スケジュールを調整いただきました。たくさんの方々のお力添えがあったからこそ、このような日を迎えられたのだと思います。また映画に携わることができたらと思っておりますので、この賞を機に精進してまいります」と述懐する。
満島は「今日は爆弾ではなく花束を(笑)、おめでとうございます!」と、「ラストマイル」の劇中に登場する「DAILY FAST」のダンボールを担ぎながら壇上に上がる。満島は「現場の中心にはいつも新井さんがいました。新井さんがいると現場が明るくなるし、塚原さんや野木さんと時にトンチンカンなこともお話しされていたり(笑)。新井さんのおかげで作品が豊かになった印象があります。これからもいい作品が観れるだろうなと期待しています!」と祝福した。
また映画部門のプロデューサー奨励賞は、横浜流星の主演作「正体」を担当した水木雄太へ贈られる。同作の監督を務めた藤井道人は「『正体』の企画をいただいたときは約5年前。コロナで先が見えないとき、何もできずもどかしい思いをしていたところにこのお話をいただいて、『また映画を撮れる』という喜びがありました。水木さんの『横浜流星の七変化が見たい』という熱意にも触れました」と振り返る。続けて「水木さんは優しくて、女房のように寄り添ってくれた。水木さんのがんばり、努力、誠実さが評価されるこの場に立ち会えて光栄です。調子に乗らず、僕のことも忘れずに、この先も一緒に映画を作れたら」と思いを伝えた。
2025年エランドール賞 受賞作品・受賞者
新人賞
高橋文哉、河合優実、水上恒司、趣里、若葉竜也、松本若菜
プロデューサー賞
映画
新井順子「ラストマイル」
テレビ
尾崎裕和「虎に翼」
プロデューサー奨励賞
映画
水木雄太「正体」
テレビ
磯山晶、天宮沙恵子「不適切にもほどがある!」
特別賞
「侍タイムスリッパー」
アクターズセミナー賞
庄司浩平、佐々木史帆、橘優輝、竹田有美香
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