- 武蔵丘車両検修場から出場する「8000系」=7日、日高市台
- 整備を終えた西武8000系
- 車いすやベビーカーのピクトグラムはドア横に大きく表示されている西武8000系
- 車内には小田急時代の銘板も残る西武8000系
西武鉄道は7日、昨年5月に小田急から譲り受けたサステナ車両「8000形」1編成(6両)が塗装や整備を終え、「8000系」として初めて、日高市の武蔵丘車両検修場から屋外を走行する姿を公開した。今後は車両基地に移動して試験走行を行い、今年5月末から国分寺線で運行を開始する予定。
サステナ車両は、環境負荷の少ない「VVVFインバータ制御装置」を搭載し、省エネルギーで走る車両の西武鉄道独自呼称。塗装は社内公募で、青の市松模様をアレンジしたデザインが採用された。内装は、車両端の4席シートを3席に変更し、広告枠を西武鉄道規格に拡大。シートやつり革などはそのまま使用する。
同社車両部の担当者は「(車両は)同じに見えても、各社でメンテナンスの仕方などが異なるので非常に難しいという印象だった。車両部一丸となって取り組み、ここまでこぎつけることができた。お客さまに提供するまで、しっかりやっていきたい」と話した。