『幻影異聞録』出版社、児童のプライバシー侵害で米告訴と和解

ワシントン】アニメ風ファンタジー・ビデオゲーム『幻影異聞録』の発売元であるコグノスフィア社は、同社が児童プライバシー法に違反したとの米連邦取引委員会の申し立てに和解するため、2000万ドルを支払うことに合意した。 米連邦取引委員会によると、同社は和解の一環として、16歳未満の子どもが親の同意なしにゲーム内で購入できないようにする。 FTCは、シンガポールを拠点とするコグノスフィアが、子ども向けに戦利品ボックスを不当に販売し、実際のコストを不明瞭にし、賞品が手に入る確率についてすべてのプレイヤーを欺いたとして非難した。 このゲームは中国の開発会社MiHoYoによって作られた。 コグノスフィアは声明で、「FTCの主張の多くは不正確であると考えるが、我々はコミュニティの信頼を大切にし、プレイヤーのために透明性を確保するというコミットメントを共有しているため、今回の和解に合意した」と述べた。 コグノスフィアは、今後数ヶ月のうちに、子どもや10代の若者のために新しい年齢制限と保護者の同意による保護を導入し、米国内のプレイヤーのために仮想通貨と報酬に関するゲーム内の情報開示を増やすと述べた。 ロイター

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サッカー元日本代表 柿谷が現役引退へ J2 ヴォルティスが発表 | NHK

2025年1月18日 17時00分 #サッカーJリーグ サッカー元日本代表でワールドカップブラジル大会に出場し、Jリーグのセレッソ大阪などで活躍した柿谷曜一朗選手が現役を引退することになりました。 これは、昨シーズンまで所属していたJ2の徳島ヴォルティスが発表しました。柿谷選手は大阪府出身の35歳。巧みなボールコントロールや、相手の裏に抜け出すスピードが持ち味のフォワードです。 J1のセレッソ大阪の下部組織の出身で、高校在学中の2006年にトップチームでプロ契約を結び実力を伸ばしました。 その後、日本代表に選ばれ、2014年のワールドカップブラジル大会に出場しました。その年の途中からは、スイスの強豪 バーゼルでプレーし、2016年にJ2に降格していたセレッソに復帰しました。 J1昇格に向けてチームをけん引し、2017年のシーズンでは、クラブ初タイトルとなったJリーグカップの獲得と天皇杯の2冠に貢献しました。 その後、名古屋グランパスをへて、2023年からヴォルティスに加入していましたが、昨シーズンかぎりで契約が満了していました。J1のリーグ戦では、通算238試合に出場し、52得点を挙げました。 柿谷選手は「2024シーズンをもって引退することを決めました。これまで応援していただき、本当にありがとうございました」とコメントしています。 ページの先頭へ戻る

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「原神」運営元のCognosphereがガチャ不当表示と13歳未満の個人情報の扱いを巡り30億円超の解決金支払いに合意

2025年01月18日 23時20分 ゲーム オープンワールドRPG「原神」の運営元として知られるCognosphereが、アメリカの連邦取引委員会(FTC)から、児童のプライバシー保護違反およびガチャに関して不当表示を行っていたと申し立てを受けた件で、2000万ドル(約31億円)の解決金の支払いと、16歳未満のユーザーによる親の同意なしのゲーム内購入禁止措置に合意しました。 Genshin Impact Game Developer Will be Banned from Selling Lootboxes to Teens Under 16 without Parental Consent, Pay a $20 Million Fine to Settle FTC Charges…

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米規制当局、『原神』のガチャ不当表示等に対し制裁金、「明確なシステムへの移行」を促す

ゲーム『原神』の運営企業Cognosphere(HoYoverse)は、未成年者向けのガチャ(確率型アイテム提供方式)販売における不当表示と個人情報の不適切な取り扱いで、米連邦取引委員会(FTC)と2000万ドル(約31億円)の制裁金を含む和解に合意した。16歳未満の未成年者へのガチャ販売には保護者の同意が必要となる。 FTCは、『原神』が子供や青少年を含むプレイヤーに対して、ガチャの実際のコストや当選確率を不明確にし、誤解を招く表示を行っていたと指摘した。FTC消費者保護局のSamuel Levine局長は「原神は子供や青少年、その他のプレイヤーに対して、当選確率が極めて低い景品に数百ドルを費やすよう欺いていた」と述べ、強く非難した。 問題となったのは、原神の「祈願」と呼ばれるガチャシステムだ。プレイヤーはゲーム内通貨を使用して「祈願」を行い、キャラクターやアイテムが含まれるプールから商品を「引く」。より多くの課金をすることで、目的のアイテムを獲得できる確率が上昇する仕組みとなっている。 FTCが特に問題視したのは、この仕組みの重層的な分かりにくさだった。プレイヤーは実際の金額での表示ではなく、まず現実の通貨でゲーム内通貨を購入し、それを「祈願」に変換するという複雑なプロセスを経る必要があった。この多段階の通貨変換システムにより、実際の支出額が不透明になっていたとFTCは指摘している。 さらに深刻な問題として、ゲーム内で採用されている「確率上昇システム」の表示方法が挙げられる。このシステムでは、より多くの課金をすることで目的のアイテムを獲得できる確率が上昇する仕組みとなっているが、その詳細な仕組みや、実際に目的のアイテムを入手するまでに必要となる可能性のある金額について、十分な説明がなされていなかったとされる。 FTCはまた、ゲームのビジュアルデザインについても言及している。アニメ調のグラフィックスと子供向けのキャラクターデザインを採用しながら、実質的なギャンブル性を持つシステムを組み込んでいる点を問題視した。これらの要素が、若年層のユーザーを誘引し、過剰な支出を促す「ダークパターン」として機能していたと指摘している。 FTCの告発によると、HoYoverseによる違反行為は児童オンラインプライバシー保護法(COPPA: Children’s Online Privacy Protection Act)の複数の重要規定に及んでいた。COPPAは13歳未満の子供たちのオンラインプライバシーを保護するための連邦法で、運営企業に対して厳格な個人情報の取り扱い基準を定めている。 今回の調査で明らかになった主要な違反事項として、HoYoverseは13歳未満のユーザーから個人情報を収集する際に必要な保護者の同意を適切に取得していなかった。さらに問題を深刻化させていたのは、収集した個人情報の使用目的や保管方法について、保護者に対する十分な説明も行われていなかった点である。 COPPAでは、子供から収集できる個人情報の種類と、その収集・使用方法について詳細な規定を設けている。具体的には、氏名、住所、電話番号などの直接的な個人情報に加え、オンライン上の行動履歴やデバイス識別子などの間接的なデータの収集についても規制対象としている。HoYoverseは、これらの情報を適切な保護者の同意なしに収集・保持していた可能性が指摘されている。 和解条件の一環として、HoYoverseには包括的なプライバシー保護対策の実施が求められることとなった。まず、13歳未満の利用者から既に収集された個人情報について、保護者の同意が確認できないものはすべて削除しなければならない。これには、ゲームのプレイデータやアカウント情報だけでなく、行動追跡データなども含まれる。 また、今後HoYoverseは、ガチャシステムの確率表示を明確化し、実際の金額表示を併記することが求められる。また、複雑な通貨変換システムを簡素化し、プレイヤーが実際の支出額を容易に理解できるようなインターフェースの実装が必要となる。特に重要な変更点として、16歳未満のプレイヤーによるガチャ購入には保護者の明示的な同意が必要となり、この年齢層に対する販売方法の抜本的な見直しが求められている。これは確率型アイテム提供方式を採用する他のゲーム企業にとっても、重要な先例となることが予想される。 FTCはまた、HoYoverseに対して定期的なプライバシー監査の実施も要求している。この監査では、データ収集practices、保管方法、使用状況などが詳細にチェックされ、その結果をFTCに報告する必要がある。これにより、長期的なコンプライアンスの維持が担保される仕組みとなっている。 この事例は、グローバルに展開するゲーム企業が直面する個人情報保護の課題を浮き彫りにした。特に、異なる国・地域での年齢制限や個人情報保護に関する法規制への対応が、今後ますます重要になることを示唆している。オンラインゲームの運営企業各社は、未成年者の個人情報保護により慎重なアプローチを求められることになるだろう。 Sources

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あと2年待てば契約金アップの可能性 「金」より「時間」を選択した佐々木朗希(デイリースポーツ)|dメニューニュース

ロッテからポスティングシステムで米大リーグ移籍を目指していた佐々木朗希投手(23)が17日(日本時間18日)、ドジャースと契約を結んだことを自身のインスタグラムで発表した。 米メディアによると、佐々木の契約金は650万ドル(約10億1400万円)。現行の大リーグ労使協定では25歳未満、もしくはプロ6年目未満の選手はマイナー契約しか結べない「25歳ルール」が存在し、契約金は国際ボーナスプール(国際選手の契約予備金)から支払われる。 佐々木の元所属球団、ロッテに支払われる譲渡金は契約金の25%と年俸や出来高の15%。現時点で確定しているのは650万ドルの25%に相当する162万5000ドル(約2億5400万円)で、メジャーに昇格した場合は最低保障年俸76万ドル(約1億2000万円)の15%、11万4000ドル(約1780万円)が加算される。 ド軍2年目の山本は昨オフに25歳でポスティング制度を利用。投手ではメジャー史上最大規模の12年3億2500万ドル(当時の為替レートで約464億8000万円)で合意し、古巣オリックスに5062万5000ドル(約72億4000万円)が支払われた。 25歳まで待てば大型契約の可能性もあったが「野球や人生に絶対なんてない。2年後に3億ドル、4億ドルの契約を結ぶ約束はできない」とは佐々木の代理人の言葉だ。時間とお金。一年でも米国で早く勝負がしたい。佐々木は前者を選択した。

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フィリーズとマイナー契約・青柳晃洋の背中を押した妻の“無言のエール”(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース

フィリーズとのマイナー契約について報告する青柳 阪神からポスティングシステムを利用し、米大リーグ移籍を目指していた青柳晃洋投手(31)が18日(現地時間17日)、フィリーズとマイナー契約を結んだ。18日午前7時(米東部時間午後5時)の交渉期限ぎりぎりでの決着だった。メジャーキャンプには招待選手として参加。自主トレ中の静岡県沼津市で取材に応じ、メジャーを目指して「下からはい上がる」と力強く宣言した。 ◇ ◇ 「応援する」「日本に残って」…。どこかそんな言葉を期待していたのかもしれない。球団からメジャー挑戦の内諾を得ていた昨季終了後、悩める青柳は妻に相談。だが、返ってきたのは意外な言葉だった。 「『絶対、何も言わない』って言われて…」 家族の人生も左右する決断だ。順調なら25年シーズンには国内FA権を取得できる状況。指揮官も交代し「もう一度フラットに見てもらえるチャンス」と心は揺れていた。それだけに「不安だから人の意見を聞きたかった(笑)。『日本にいてほしい』でも良いから、何か言ってほしかったんだけど」と苦笑いする。 もちろん妻の言葉は、野球を愛し、苦楽をともにしてきた夫を思うからこそのものだった。 「私が言うことによって決断が変わったり、『日本に残ってほしい』と言って残ったとして、引退する時に後悔したりしたら嫌だから。でも、あなたがアメリカに行くとしたら、家庭にとってはマイナスでしかないよ」 厳しい道のりは承知の上で、「渡米するなら単身で」を条件に夫の選択を尊重した。 その後も何度か意見を求めた青柳に対し、「何回聞かれても何も言わないってことは、『行け』って後押ししてるようなもの。家のことは心配するな」とぴしゃり。“無言のエール”が静かに、でも力強く、背中を押した。(デイリースポーツ・間宮涼) デイリースポーツ ******* **************************************************************************** ******* ****************************************************************************

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青柳晃洋 フィリーズとマイナー契約 交渉期限1時間前に“駆け込み成立” メジャー目指して「下からはい上がる」(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース

村上(左)と岡留(右)から移籍決定を祝福される青柳(撮影・丸尾匠) 阪神からポスティングシステムを利用し、米大リーグ移籍を目指していた青柳晃洋投手(31)が18日(現地時間17日)、フィリーズとマイナー契約を結んだ。18日午前7時(米東部時間午後5時)の交渉期限ぎりぎりでの決着だった。メジャーキャンプには招待選手として参加。自主トレ中の静岡県沼津市で取材に応じ、メジャーを目指して「下からはい上がる」と力強く宣言した。 ついに夢舞台への架け橋がつながった。マイナーからの挑戦にも青柳の表情に迷いはない。「マイナーでも契約してもらえたことにうれしく思います」。ドラフト5位での阪神入団から投手3冠まで上り詰めた反骨精神が、再び試されることになった。 「一番近い目標はメジャーリーグのマウンドに立つこと。それをまず達成してから、上がっていかないといけない。また下から頑張るしかない」。契約内容については「完璧に把握できているわけではない」として、詳細には触れず。渡米時期は未定で、当面は国内で自主トレを続け、招待選手として参加するメジャーキャンプに備える。 昨年12月にポスティングを申請。日本時間18日午前7時で45日間の交渉期限が終了する寸前での“駆け込み成立”だった。タイムリミットが迫る中で、「『本当に行くところがあるのか?』とか、そういう不安は結構ありました」と正直に告白。「正式に決まったのが本当に期限の1時間前だったので、驚きもありました」と運命の瞬間を振り返った。 移籍先のフィリーズは昨季ナ・リーグ東地区で地区優勝を果たしただけに、「メジャーでも有名な選手が多い。常勝チームなので自分がそのピースに入れるように」と奮起。「短いイニングなのか、あるいは結果出して先発なのか。本当にドラフトのルーキーの気持ち。与えられたところで結果を出し続けるしかない」。リリーフからでもチャンスをつかみに行く姿勢を見せた。 くしくも米国では同じ日に、元同僚の藤浪がマリナーズとのマイナー契約で合意したという報道があった。「アメリカで頑張っている日本人がいるとなったら頑張れる」と発奮材料に。「タイガースに育ててもらったプロ野球人生。タイガースで教わったことを全て持って、タイガースファンの応援を受けながら頑張れたらうれしい」。“猛虎の絆”を胸に刻んで、大勝負のために海を渡る。 ◆青柳 晃洋(あおやぎ・こうよう)1993年12月11日生まれ、31歳。横浜市出身。183センチ、83キロ。右投げ右打ち。投手。川崎工科から帝京大を経て、2015年度ドラフト5位で阪神入団。21年に自身初の2桁勝利(13勝)。タイトルは最優秀防御率1回(22年)、最多勝2回(21~22年)、最高勝率2回(21~22年)。22年はセ・リーグ投手3冠の活躍。21年東京五輪日本代表。 デイリースポーツ ******* **************************************************************************** ******* ****************************************************************************

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日本史と世界史の融合に戸惑い、国語は問題量増加 共通テスト1日目

有料記事 氏岡真弓 増谷文生 根津弥 大学入学共通テストを受ける受験生=2025年1月18日午前9時4分、兵庫県西宮市、有元愛美子撮影 新学習指導要領に対応した初の大学入学共通テストが18日、始まった。科目が再編された「地理歴史・公民」では、歴史総合で日本史と世界史の融合問題が出題され、受験生から戸惑いの声があがった。国語は問題量が増えたが、難易度には変化がないとの見方が多かった。 「歴史総合、完全に世界史。日本史だけでは確実に対応できない」「日本史おわった」 X(旧ツイッター)では受験生とみられるアカウントから、地理歴史の新科目「歴史総合、日本史探究」についての戸惑いの声が相次いだ。歴史総合の範囲で、世界史の知識が必要な問題が目立ったためだ。 歴史総合は、18世紀以降の… この記事は有料記事です。残り1101文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 今すぐ登録(初トクキャンペーン中)ログインする 【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら 最新ニュース、時間割、受験生応援企画などをお届け。試験当日は問題と解答を速報します。[もっと見る]

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佐々木朗希がドジャースとの契約発表 最強ローテ大谷&由伸と結成へ「正しい決断だったと思えるよう頑張ります」(デイリースポーツ)|dメニューニュース

ロッテからポスティングシステムで米大リーグ移籍を目指していた佐々木朗希投手(23)が17日(日本時間18日)、ドジャースと契約を結んだことを自身のインスタグラムで発表した。複数の米メディアによると、契約金は650万ドル(約10億1400万円)。23年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表を世界一に導いた大谷翔平(30)、山本由伸(26)両投手と強力ローテを形成し、ワールドシリーズ連覇を目指す。今季ポスティングを申請しながら去就が未定となっているのは中日の小笠原慎之介投手(27)のみで、交渉期限は米東部時間24日(日本時間25日)。 昨年12月10日の交渉解禁から39日目。人生の岐路に立った23歳の青年が自らの意思で進むべき道を示した。 「ロサンゼルスドジャースとマイナー契約を結ばせていただくことになりました」(原文まま) 自身のインスタグラムで明かした球団は2年前のWBCでともに世界一の歓喜を分かち合った先輩がいるチームだった。 交渉前から大本命に挙げられていた球団への移籍。一部で「出来レース」とささやかれていた争奪戦だったが、佐々木は「とても難しい決断でした」と振り返る。 交渉解禁に合わせて渡米し、メジャー30球団のうち20球団以上から送られてきた資料を吟味。8球団に絞り込み、代理人事務所のあるロサンゼルスで直接面談を実施した。年末年始を日本で過ごした後、今月初めに再渡米。ド軍、ダルビッシュらが所属するパドレス、カナダ・トロントを拠点とするブルージェイズの3球団の本拠地に自ら足を運び、判断の材料にした。 ポスティングシステムの「25歳ルール」によるマイナー契約からスタート。周囲からは「あと2年待てば…」との声もある。「野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるよう頑張ります」。行間から佐々木の強い気持ちがにじみ出ていた。 最速165キロの剛腕。20歳5カ月で完全試合達成。その名を米球界にとどろかせていた「令和の怪物」を待っているのは昨季王者の先発陣だ。 大谷、山本と強力日本人トリオを結成。今オフに5年1億8200万ドル(約284億円)で獲得したサイ・ヤング賞2度の左腕スネルや、昨季開幕投手で昨オフに5年1億3650万ドル(約213億円)で契約延長したグラスノー、加えて22年に16勝を挙げたゴンソリンも故障から復帰予定で、メジャー屈指のローテーションが完成した。球団は先発6人制も視野に入れており、疲労軽減やけが防止に大きなプラスとなる。 佐々木が正式契約を結ぶのは20日以降の見込み。「入団会見では、ここまで支えて頂いた全ての皆様に感謝しながら、ドジャースのユニフォームに袖を通したいと思います」。子どもの頃から抱いていた夢の実現。DODGERSのSASAKIが間もなく誕生する。 ◇佐々木 朗希(ささき・ろうき)2001年11月3日生まれ、23歳。岩手県出身。192センチ、92キロ。右投げ右打ち。投手。大船渡一中では軟式野球部に所属。大船渡高から19年度ドラフト1位でロッテ入団。プロ2年目の21年5月16日・西武戦(ゾゾ)で初登板初先発。22年4月10日・オリックス戦(ゾゾ)で史上最年少20歳5カ月で完全試合を達成。24年は自身初の2桁勝利(10勝)をマークした。23年WBC日本代表。

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フィリーズとマイナー契約・青柳晃洋の背中を押した妻の“無言のエール”(デイリースポーツ)|dメニューニュース

阪神からポスティングシステムを利用し、米大リーグ移籍を目指していた青柳晃洋投手(31)が18日(現地時間17日)、フィリーズとマイナー契約を結んだ。18日午前7時(米東部時間午後5時)の交渉期限ぎりぎりでの決着だった。メジャーキャンプには招待選手として参加。自主トレ中の静岡県沼津市で取材に応じ、メジャーを目指して「下からはい上がる」と力強く宣言した。 ◇ ◇ 「応援する」「日本に残って」…。どこかそんな言葉を期待していたのかもしれない。球団からメジャー挑戦の内諾を得ていた昨季終了後、悩める青柳は妻に相談。だが、返ってきたのは意外な言葉だった。 「『絶対、何も言わない』って言われて…」 家族の人生も左右する決断だ。順調なら25年シーズンには国内FA権を取得できる状況。指揮官も交代し「もう一度フラットに見てもらえるチャンス」と心は揺れていた。それだけに「不安だから人の意見を聞きたかった(笑)。『日本にいてほしい』でも良いから、何か言ってほしかったんだけど」と苦笑いする。 もちろん妻の言葉は、野球を愛し、苦楽をともにしてきた夫を思うからこそのものだった。 「私が言うことによって決断が変わったり、『日本に残ってほしい』と言って残ったとして、引退する時に後悔したりしたら嫌だから。でも、あなたがアメリカに行くとしたら、家庭にとってはマイナスでしかないよ」 厳しい道のりは承知の上で、「渡米するなら単身で」を条件に夫の選択を尊重した。 その後も何度か意見を求めた青柳に対し、「何回聞かれても何も言わないってことは、『行け』って後押ししてるようなもの。家のことは心配するな」とぴしゃり。“無言のエール”が静かに、でも力強く、背中を押した。(デイリースポーツ・間宮涼)

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