「現在まで弊社から説明ができていなかったことについて、おわび申し上げます」
1月17日にフジテレビの港浩一社長が開いた記者会見。映像撮影を認めず、質問者はラジオ・テレビ記者会に加盟する新聞・通信社、スポーツ紙に限定。またNHKや在京キー局は質問できず、週刊誌やネットメディア、フリーランスの記者は会見場に入ることすらできなかった。
2025年1月15日、記者会見するフジテレビの港浩一社長 ©時事通信社
こうした記者会見の形式に大きな批判が集まり、ネット上では記者会見のやり直しを求める署名活動も始まった。
なぜフジテレビはこうした「非公開会見」を選択したのか。
渦中の中居正広 ©文藝春秋
日枝氏と港社長による“機関決定”が下った
フジテレビに対して「週刊文春」が今回の会見がクローズドになった理由を尋ねると、同局の広報部は「プライバシー保護を最優先に考え、このような実施方法を総合的な判断で取らせていただきました」と回答した。
ところが――。
フジ幹部が明かす。
「当初、港社長は『会見はやりたくない』と拒否していたが、最後は周囲に説得されて渋々応じた。一部の取締役から『会見はオープンにしないと批判を浴びる』という意見が出たものの、フジの天皇と言われる日枝久相談役に忖度した政治部出身の石原正人常務取締役が中心となって抵抗したのです。結果、日枝氏と港社長による“機関決定”が下り、動画撮影なし、静止画のみのクローズドな“紙芝居会見”になった」
会見後に帰宅する港社長 ©文藝春秋
会見当日に送られた“弁明メール”を入手
さらに「週刊文春」取材班は、会見当日に編成局長が報道局などの社員に送った弁明メールを入手した。
1月22日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および23日発売の「週刊文春」では、5ページにわたり、中居正広の女性トラブルとフジテレビの特集記事を掲載する。
会見を非公開にしたことへの弁明メールの他、X子さんが港社長と最後に面会したときの様子、港社長が毎月開催する女性アナとの「港会」、「週刊文春」の報道後に中居がX子さん側に懇願した内容などについて詳しく報じる。
その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。
Page 2
- 「たとえ受験のような“一発勝負”だったとしても…」フリーアナウンサー・木佐彩子(53)が“子ども自身に任せる”子育てに込めた想い
- AGA治療はオンラインがいいのか、対面がいいのか? ズバリ正解は、これだ!
- 病院がチョコレートの店をオープン!? 発達特性を持つ子を全力で支援する、クリニックの「新たな挑戦」とは
- なぜ“怪物”ドナルド・トランプは生まれたのか? 気弱で繊細な若き実業家を大統領に導いたひとりの弁護士
- 「ひと口飲んだら、みるみる髪の毛が生えてくる…そんな魔法の薬はありません」 AGA治療においていちばん大切なポイントは?
- 「2025年の経営課題 総点検」『経営戦略全史』著者 三谷 宏治氏、UーNEXT HOLDINGS 社長 宇野 康秀氏、慶應義塾大学 名誉教授 竹中 平蔵氏登壇
- <あのブランドが誕生50年!> 知っているのに知らない⁉ 国民的スキンケアが愛される理由 ドモホルンリンクル“進化”と“深化”の50年 #4
- 今こそ知りたい信頼の医療・健康情報 文春ムック「スーパードクターに教わる最善予防と最新治療2025」より
- 新春企画「建設業の将来構想 in 愛知」芝浦工業大学 教授 蟹澤氏、太啓建設 春山氏、匠総合法律事務所 秋野氏登壇
- 「実践グループ経営」第二弾 ~ 会計を武器にする「グループ経営」~ 一橋大学 教授 青木康晴氏、丸井グループ CFO 加藤 浩嗣氏登壇