13日夜、宮崎県で最大震度5弱を観測する地震が発生しました。気象庁は南海トラフ地震との関連について「新たな巨大地震が起きる可能性が平常時よりも高まっていると考えられる現象ではなかった」とした一方で、引き続き地震に備えるよう呼びかけています。 【写真を見る】「ことし起きてもおかしくないくらい…」南海トラフ地震 “想定2030年前後5年間” とする調査結果も 13日夜 宮崎で震度5弱 日頃の備えを 13日午後9時19分ごろ、日向灘を震源とする地震があり宮崎県で最大震度5弱を観測しました。地震の規模を示すマグニチュードは暫定値で6.6となっています。 気象庁は去年8月に続いて2度目となる南海トラフ地震臨時情報「調査中」を発表。その後の会見で「新たな巨大地震が起きる可能性が平常時より高まっていると考えられる現象ではなかった」としました。 一夜明けて県民は… 男性 「寝てましたね。避難の仕方とか、そういうのを、もう一度、確認しようかなと思っています」 女性 「(南海トラフ地震は)想像ができなくて怖いですよね。鞄のなかに、いろいろと避難グッズも入れていたり。携帯トイレとか、普通にコンビニで売っています。チョコとか、小さいやつは入れ替えながら。何かあったときにと思って」 地質学が専門の富山大学・竹内章名誉教授。今回の地震は、去年8月に同じく日向灘で起きた地震の余震だとみています。 富山大学 竹内章名誉教授 「南海トラフ地震で考えられているのはマグニチュード8くらいのものですよね。そういうものから見ると(きのうの地震は)マグニチュードが6.6っていうのは非常に小さいので、直接の関係っていうのは、あまり考えられない。考えなくてもいいというか」 ■地震想定2030年の前後5年間の調査結果も そのうえで南海トラフ地震の想定時期について次のように指摘しました。 富山大学 竹内章名誉教授 「南海トラフ地震っていつ来るのかっていうことが、やっぱりみなさん気になるわけですよね」「見積もりというか、予見というのが5年ほど早まったんですね」 竹内教授によりますと南海トラフ地震の想定時期についてこれまでは2030年代の後半とされていましたが、2030年前後の5年間とする調査結果も示されたと言います。
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