ホストゲーム開幕戦で横浜キヤノンイーグルスに快勝も、年明けからのビジターゲーム2試合はミスが多く自滅する形になり連敗を喫した。1勝3敗と負けが先行し、もうこれ以上負けられない神戸スティーラーズは、ノエビアスタジアム神戸に浦安D-Rocksを迎え撃つ。相手は今季ディビジョン1に昇格し、これまでのところ未勝利。だが前節では王者・東芝ブレイブルーパス東京を追い詰め、チームの状態は上り調子だ。指揮官を務めるのは、元スコットランド代表主将のレイドロー。顔ぶれを見ても、南アフリカ代表で190cm・120kgのパワフルNO8ヴィーセ、元豪州代表で力強いランが魅力のFBフォラウなど警戒すべき選手が多い。だが、この一戦は相手がどこであろうと関係ない。1月17日神戸を襲った震災から30年を迎えた。チームは「阪神淡路大震災1.17のつどい」に参加し、街への思いを改めて強くした。メモリアルジャージを着て臨む特別な戦い。勝利はもちろん、見ている方々に感動や勇気を与えられるラグビーをしなければならない。 (取材日:2025年1月17日)