フィギュアスケート男子で世界王者のイリア・マリニン（20＝米国）が30日、インスタグラムのストーリーズを更新し、同日の米旅客機衝突事故を受け「スケーター仲間たちを失ったことに心を痛めている」と悲痛な思いをつづった。 米首都ワシントン近郊のロナルド・レーガン空港付近で、旅客機と軍用ヘリコプターが空中衝突。出発地の米中西部カンザス州ウィチタでは今月26日まで全米選手権が開催され、大会後は同地で育成年代の合宿が行われたことから、旅客機には最大14人のフィギュア関係者が搭乗していたという。 同大会で3連覇を達成していたマリニンは「フィギュアスケート関係者は家族であり、この喪失感は言葉にならない。私の思いは家族、友人、そして影響を受けた全ての人たちとともにある。私たちは彼らを決して忘れない」と記した。 3月24日開幕の世界選手権は、犠牲となった選手やコーチが拠点を置いていた米ボストンで行われる。
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