ラツィオ戦に出場したRソシエダード久保建英(AP)
<UEFA(欧州)リーグ:ラツィオ3−1Rソシエダード>◇23日◇1次リーグ第7節◇スタディオ・オリンピコ
日本代表MF久保建英(23)の所属するRソシエダード(スペイン)は敵地でラツィオ(イタリア)に1−3で完敗した。前半30分に退場者を出したこともあり、久保は前半のみの出場となった。
試合前に12位だったRソシエダードは、首位のラツィオに対して序盤から劣勢を強いられた。同5分にセットプレーから失点を許すと、同30分にDFムニョスがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場。数的不利となると、直後の同32分、34分と立て続けに失点し、3点ビハインドで前半を折り返した。
ハーフタイムにアルグアシル監督は大きな決断を下す。中2日で迎えるリーグ戦ヘタフェ戦を見据えて久保、MFスピメンディ、FWオヤルサバルという3人の主力を下げて温存。後半に意地の1点を返したが、3試合ぶり黒星を喫した。3勝1分け3敗の勝ち点10とし、30日の最終節に、ノックアウトフェーズプレーオフ圏内(24位)入りをかけてPAOK(ギリシャ)と戦うこととなった。
右サイドで先発した久保はなかなか良い形でボールを受けることができず、持ち味を発揮できなかった。前半途中に数的不利になったこともあり守備に奔走する形で出番を終えた。