ギリシャ・サントリーニ島周辺で地震活動が活発に

2025/02/03 13:39 ウェザーニュース

エーゲ海に浮かぶギリシャのサントリーニ島の近海で地震活動が活発になっています。過去には海底火山の活動や大きな地震があった領域で、現地では警戒を強めています。

エーゲ海の有名な観光地として知られるギリシャのサントリーニ島近海で地震が増えています。島の北東側で1月下旬から地震活動が活発になり、ここ数日は地震の規模が大きくなってきました。日本時間の2日(日)夕方と夜には最大規模となるマグニチュード4.8、3日(月)未明にはマグニチュード4.7の地震が相次いで発生しています。地震のメカニズムは北西ー南東方向に張力軸を持つ正断層型です。(アメリカ地質調査所による解析)サントリーニ島は過去の火山噴火によって形成されたカルデラ地形の一部です。地震活動が活発になっている島の北東側にはコロンボ岩礁と呼ばれる海底火山が知られています。また、アフリカプレートとエーゲ海プレートの境界近くであるため、過去には規模の大きな地震が発生した記録もあり、1956年のマグニチュード7.7の大地震ではサントリーニ島などは大きな被害を受けました。規模の大きな地震が起きた場合は津波のリスクもあることから、現地当局は地震活動の動向に注視しています。

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