日本時間15日午後11時に25歳ルールの対象選手の契約が解禁され、米メディアによれば佐々木朗希(23)の争奪戦はドジャース、パドレス、ブルージェイズに絞られた。 【顔を見る】ロッテがイヤだった?当時話題になった朗希、ドラフト1位指名された瞬間の何とも言えない「表情」 25歳未満の佐々木の獲得資金は、球団ごとに上限が定められた国際ボーナスプールの範囲内に限られる。パドレスとブルージェイズは約9億7000万円、ドジャースは約8億円。3球団とも割り当てられたボーナスプールをフルに使いたいため、中南米の有望選手の獲得を見送って、なおかつ金額の増額を目論んでいる。 国際ボーナスプールはマイナー選手を放出することで最大60パーセントまで増額できる。そのため3球団はトレードによって佐々木獲得資金を少しでも増やそうと目の色を変えているのだ。 「カネの問題だけじゃないでしょう」と、ア・リーグのスカウトがこう続ける。 「佐々木が最も危惧しているのは、どの球団もロースター(メジャー)の確約をしていない点。スプリングトレーニングの結果次第でメジャーに昇格できない可能性もあるだけに、ロースター確約をめぐって各球団と佐々木サイドの間では激しい攻防が繰り広げられているのではないか」 いずれにしろ、佐々木を獲得できるのは1球団だ。争奪戦で涙を飲む2球団は佐々木はもちろんトレードで若手有望株を失ううえ、例えばドジャースのように獲得するはずだった選手を逃すケースもある。国際ボーナスプールをフルに佐々木に注ぎ込むため、獲得を予定していたドミニカ共和国出身の有望株、ダレル・モレル遊撃手はドジャースに見切りをつけてパイレーツと契約する見込みとか。モレル同様、ドジャースを袖にしそうな有望株は他に2人いるという。パドレスやブルージェイズも事情は一緒だ。 佐々木が獲得できればよいものの、獲得できなければ資金捻出のためにマイナーの有望株を放出したうえ、獲得予定だった有力選手にも逃げられてしまうのだ。 佐々木の交渉期限は同24日午前7時。3球団はなまじっか最終候補に残ったばかりに、獲得を逃す2球団はまさに踏んだり蹴ったり。佐々木の契約が遅くなればなるほど、ダメージは膨れ上がることになる。 ◇ ◇ ◇ そんな佐々木に関して、球界では「25歳ルールを知らなかった説」が囁かれている。あれだけ「メジャー、メジャー」と言っていた佐々木がまさか…ではあるが、なぜそのようなウワサが広がったのか。球団関係者が語る、それも納得の「不可解な言動」とはーー。 ●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。
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