元通訳 水原被告に拘禁刑4年9か月 銀行詐欺などの罪 | NHK

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の口座から不正な送金を行ったとして元通訳の水原一平被告が銀行詐欺などの罪に問われている裁判で、アメリカの裁判所は水原元通訳に4年9か月の拘禁刑を言い渡しました。

大谷翔平選手の専属通訳だった水原一平被告は、大谷選手の口座から1700万ドル近くを不正に送金したなどとして、銀行詐欺の罪とうその納税申告をした罪で起訴され、水原元通訳は検察側との司法取引に応じて起訴内容を認めました。6日、ロサンゼルス近郊サンタアナの連邦裁判所で量刑の言い渡しが行われ、裁判所は水原元通訳に4年9か月の拘禁刑などを言い渡しました。

量刑の言い渡しに先立って水原元通訳は「大谷選手に本当に申し訳ない。結果を受け入れる準備はできている」と述べました。

水原元通訳は日本時間の7日午前7時45分ごろ、裁判所から姿をあらわし、集まった報道陣から量刑の受け止めなどについて質問されましたが、問いかけには応じず無言のまま車に乗り込みました。

ドジャースの大谷選手は、シーズンオフに応じたNHKの取材で水原元通訳の事件について「僕の中ではまだ終わっていないというか、まだ続いていることではあるので。今その時がどうだったかみたいなことではなく、それがずっと続いているという感じ」と話しました。昨シーズンの開幕直後に起きた事件当時については「やることが多すぎて、単純に時間がなかった。いろいろな人と話さなければいけなかったし、午前中に状況説明などをやってから球場に来て『はい、プレーです』みたいな感じだった」と振り返り、睡眠が足りていない日が続いていたと明かしました。

そのうえで「僕は僕で、別に負い目を感じる事もないので。何を言われても自分の仕事をしたいなというか、自分がむしろ好きでここまで小さい頃からやってきて、やっと来られたこういう所で、そういうふうに思ってプレーすること自体がもったいない。そこはそこ、ここはここという感じではあった」ときぜんと話していました。

ページの先頭へ戻る

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *