ファーストステージから余裕のタイムでクリアを重ねてファイナルステージに進出。トランポリン日本代表の森ひかるさんやタレントの水野裕子さんたちが次々と脱落する中、大嶋さんはサードステージを唯一突破。ファイナルステージのスパーダークラムからの綱登りを残り時間8秒97を残し登りきった。 昨年、大嶋さんはロサンゼルス五輪から近代五種の一種に追加が決まった「オブスタクルスポーツ」の全日本選手権に出場し、女子シニアで優勝。初代日本女王&日本記録樹立を成し遂げており、マルチアスリートとして注目を浴びている。 瞬発力、バランスなどさまざまな能力が必要とされる「KUNOICHI」や「オブスタクルスポーツ」だが、完全制覇や優勝を目標とする大嶋さんはウエイトトレーニングも欠かさないという。 女性向けトレーニング専門雑誌『ウーマンズシェイプ vol.27』のインタビューでは競技に活かすために筋トレをカスタマイズしているという考えを明かした。 「デッドリフトとスクワットは踏み込みのパワーを養う目的で取り入れています。具体的なSASUKE(KUNOICHI)の場面で説明すると、デッドリフトはトランポリン、スクワットはファーストステージ最後のそりたつ壁で活かされていますね」
筋量を武器に力強さを感じるパフォーマンスで圧倒的な「KUNOICHI」完全制覇をみせた大嶋さん。すでにXでは「オブスタクルスポーツ」の日本2連覇に意識が向いており、活躍が楽しみである。
文:FITNESS LOVE編集部 撮影:丸山剛史