上空に強い寒気が流れ込んだ影響で長崎県内は5日、氷点下となるなど各地で厳しい寒さに見舞われ、平地でも断続的に雪が降った。
小雪の中、「長崎ランタンフェスティバル」でにぎわう長崎新地中華街
長崎地方気象台によると、5日の最低気温は午後3時現在、島原市で氷点下2・7度、五島市・上大津で同0・6度と今季最低を記録した。積雪は同日午前9時までに福江空港で5センチ、雲仙岳で2センチ、長崎市南山手町で1センチを観測した。
風も強く吹く中、出島表門橋を歩く人たち(長崎市で)
長崎バスでは一部区間で始発から運転を見合わせたほか、国道57号で通行止めが実施されるなどした。県警によると、4日午後3時~5日午後3時に、雪関連の事故が少なくとも52件発生した。県教育委員会によると、佐世保市や諫早市などの小中高校180校以上で臨時休校となった。
県内では6日の明け方にかけて雪が降る見込みで、同日午後6時までの24時間降雪量は多いところで、南部と北部の山地で10センチ、平地で5センチと予想されている。